嘘をつくことは諦めた
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約2週間ぶりの電話をした。
ずっとしたかったはずなのに、いつも通りそうでもないフリをする。でも今日は違う、いつものように彼は「うれしい?」と聞く。いつもなら別にと答える私だが、珍しく素直に「うれしいよ〜」と答えた。
もう電話することはないかな〜と思ってたから、不在着信に気づくと嬉しくてすぐかけ直した。「忘れた訳じゃない、本当に忙しかったから」といわれて少し安堵する。
結局はいつも関係性の話になって「俺を好きになるようじゃ、ゆりはまだまだだよ」、「俺を踏み台にして」、「早くいい人見つけてね」と言われてしまう。
彼にとって音楽が1番大切だから。「悲しい思いさせるし、俺の生活速度にはついてこれない」と言われた。
でも純粋に会いたいといわれて、また嬉しくなって、それだけでチャラになった気がしてこういうところがダメだなあって。
「2連続で行くのやばいよね」なんてカラオケに行った話をして、2回目に行ったカラオケの場所をふと聞かれて、覚えてないのかよと思いながら「梅田のところ〜」って言うと思い出して、少し間を空けて「キスしたね」といわれてドキっとした。触れないでいたことにわざとらしく触れられて、そういうところがずるくて、嫌いだ。
連絡頻度が低くなってたこの2週間。無理やり忘れようとしたけどやっぱり私には無理みたい。
上手くいくことがゼロに近いと分かってても、自分の気持ちに責任を持って、終わらせたいと思った。
今はまだ彼と繋がってたい。